いよいよ待ちに待った東京オリンピックの新種目サーフィン競技が2021年7月25日からスタートしました。昨年が延期になり今年に入ってからも新型コロナの勢いが衰えずどうなることかと思われましたが無事開催することが出来ました。しかも銀、銅と2個のメダルを獲得した感動の大会になりました
日本からの参加選手は4人、五十嵐カノアさん、大原洋人さん、前田マヒナさん、都筑有夢路さん
【初日】2021年7月25日予選スタート
25日からサーフィン競技の1回戦が始まり、男子は1回戦1組の大原洋人は2位で、2組の五十嵐カノアが1位で通過し3回戦へ駒を進めました。女子は1回戦で2組の前田マヒナが4位、4組の都筑有夢路は4位で、ともに2回戦へ。2回戦で1組の都筑は1位、前田は3位で勝ち上がり3回戦へ進めました。この時点で日本チーム4名は全員勝ち上がりました。やったー
【二日目】2021年7月26日3回戦スタート
3回戦は対戦方式で男女とも16人が争います。前田マヒナがアメリカ代表キャロライン・マークスと対戦し、7.74対15.33で敗退。都筑有夢路はブラジル代表のタチアナ・ウェストンウェブと対戦、10.33対9.00で勝利。五十嵐カノアはインドネシアのリオ・ワイダと対戦、14.00対12.00で勝利。大原洋人はペルー代表のミゲル・トュデラと対戦、10.00対9.63で勝利し都筑選手、五十嵐選手、大原選手の3名は準々決勝へ進出
【最終日】2021年7月27日準々決勝~決勝
この日は台風8号の影響を考慮し、翌日予定されていた日程を全て行われることになりました
大原洋人選手は準々決勝でワールドチャンピオンのイタロ・フェレイラと対戦し健闘虚しく敗退しました。しかし大原選手はチームジャパンとして浜からずっと応援している姿勢に頭が下がります。五十嵐カノア選手は準々決勝でWCTの強豪コロヘ・アンディーノを下し、準決勝では現在世界ランク1位のガブリエル・メディーナをビッグエアーで9.33ポイントを叩き出し大逆転しました(いや~興奮しました、記憶に残る名勝負でした)。そして決勝は大原を破ったイタロ・フェレイラ。試合開始直後にボードを折ってしまうハプニングに遭いましたが、決勝ではイタロの演技が冴えまくっていました。五十嵐選手も応戦していたのですが波とのリズムが合わなかったのか途中でプルアウトする演技が多く、大技を仕掛けるもワイプアウトで悔しい展開で決勝は終了しました。本当に五十嵐選手には金メダルを取って欲しかったですが、日本のサーフィン界に金メダルに匹敵する影響を与えてくれたと思います。五十嵐カノア選手銀メダルおめでとうございます
都筑有夢路選手は準々決勝で現在世界ランキング3位のサリー・フィッツギボンズと対戦し見事勝利しました。準決勝では現在世界ランキング1位のカリッサ・ムーア(昨年WCTはキャンセルになってしまいましたが、一昨年の覇者カリッサ・ムーアが去年のツアーに出ないと宣言して都筑選手がWCT出場権を得られた縁のある選手)と接戦の末、惜しくも敗れ3位決定戦に挑みました。3位決定戦は現在世界ランキング2位のキャロライン・マークスと対戦しました。波のコンディションがまとまりに欠けていたせいもありますが両者ともあまり点数が伸びず、苦戦しているようでしたが都筑選手が点数をまとめ見事銅メダルを獲得しました。現在WCTでも都筑選手は健闘しているので今後も是非頑張って欲しいです。銅メダルおめでとうございました
最後にお二人のインタビューを聞いて本当に感動しました。周りのサポートの上に自分達がいることに感謝していることが伝わって温かい気持ちになり、益々お二人の事を応援していきたくなりました。また大原洋人選手も早くWCTで戦えるように応援しています。チーム・ジャパンの皆さん感動を有難う御座いました