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真夏ならウエットスーツは必要ないかと思いますが、季節やコンディションに応じて色んな種類のウエットスーツが必要となります。私のホームポイント(関西方面)の情報になりますがご紹介致します

ウエットスーツ(夏編)

タッパー ショートジョン

夏であれば海水パンツのみ、又はラッシュガード着用。夕方や風が出ればタッパ(上半身だけの薄めのウエットスーツ)やショートジョンが一般的でしょう。私は以前波乗り中に毒クラゲに刺されて入院した経験があるので長袖のタッパとクラゲ刺され予防液を塗るようになりました。トランクスでも危険な気がしますが、今まで刺されたのは上半身ばかりでしたのでそうしています。(たまたまなんで参考にならないかも知れませんね)

ウエットスーツ(秋編)

スプリング   ロングスリーブスプリング  シーガル

スプリング(半袖半パン)、ロングスリーブスプリング(長袖半パン)、シーガル(半袖、長パン) 初秋の時期はスプリングで十分ですが、私はクラゲが怖いのでロンスリが殆どです。クラゲが多い時は迷わずフルスーツを着ます。暑くても入院するよりマシなんで腕や足は隠します 

秋季は海水温がそんなに低く無いが風が吹いたりすると上半身が寒いのでロングスリーブスプリングの出番が多い気がします。シーガルはフルスーツに移行する前の短期間だけ使うことが多いので私は年に数回しか着ることがないです。(シーガルは昔スティーマーって呼んでたのですが、いつからかシーガルになりました、なんでかな)

ウエットスーツ(冬編)

フルスーツ      せミドライ

フルスーツ(長袖長パン、ジャージ)、セミドライ(ラバー・起毛)、ネックエントリー、ドライスーツを着用します。関西で波乗りをしていると一番出番が多いのがフルスーツかなと思います。秋から冬にかけてフルスーツを着るようになり真冬になればセミドライやネックエントリーを着用(私はドライスーツは持っていないです) 

個人的には着替を考えるとセミドライも良いのですが、ネックエントリーを着てからセミドライは着ない様になってしまいました。理由はネックエントリーの動き易さ、暖かさです。チャックや二重のネックが無いのでストレスが無いのと浸水が殆どないので暖かいです  

ネックエントリー    ドライスーツ 

但し、ネックエントリーの欠点は着替えです。着る時は全然苦になりませんが、脱ぐ時は慣れるまで結構苦労します。特に寒い時はモタモタしていると体温を奪われて辛い着替えになるからです

これにも裏技(皆さんそうしてたら御免なさい)がありまして、脱着し難い両手首にウエットシャンプーを薄めて注入すれば多少脱げ易くなります

最近はフロント側に柔軟性のある防水チャックのセミドライスーツが登場してきたのが気になる存在です。それで冬から春になるとまたフルスーツの出番になります 

ウエットスーツ(春編)

秋季と良く似てますが、スプリング(半袖半パン)、ロングスリーブスプリング(長袖半パン)、シーガル(半袖、長パン)を着用します。春になって暖かくなるとシーガルを着用し、夏に近づくとスプリングを着ますが、シーガルの期間はここでも短いです         

春季は海水温は冷たく風が暖かくなったりするのでシーガルをチョイスしますが、巷ではロングスリーブスプリングが多い気がします。気のせいかもしれませんが、シーガルとスプリング(半袖半パン)はあまり見ない様な気がします。(ダサいのかな)昔はサーフィンするからウエットスーツを作るって言うとシーガルを勧められましたが、今はあまり普及していない様に思います

ウエットスーツ(余談)

カツオノエボシ(恐ろしい)

先程も書きましたが、私は毒クラゲ(カツオノエボシ)に2度目に刺された時にアナフィラキシーショック(?)でそのまま志摩病院で入院しました。1度目、高知で刺された時は一瞬の激痛だけで、刺された跡は残りましたがそのまま波乗り出来ました。2度目に刺された時も激痛があったのですがそのまま波乗りをしていたら心臓がドキドキして刺された跡が真っ赤になったので、慌てて病院へ行きました。診察し医師にあっさり入院を宣告され車椅子に乗せられました。皆さんもクラゲに刺されて痛みが酷い時は直ぐに病院へ行きましょう(刺されてそのまま波乗りをしていたことを医師に注意されました。クラゲは結構怖い存在だそうです) 

ワセリン

ウエットスーツのウエットずれ対策について、最近のウエットスーツは生地が素晴らしく進化していて非常に柔らかいのですが、首回りがたまにズレてしまいます。昔のウエットスーツに比べるとズレ方もだいぶマシなのですが、動き回った日はたまにズレてしまいます。昔ほどは頻繁では無くなりましたがズレるとその日が台無しになってしまうのでワセリンを首回りに少し塗るようにしてます。ワセリンを塗ってしまうとヌルヌルになるので塗った手は洗ったり、ウエットティッシュでふき取る様にしましょう。そのまま海へ入るとボードが滑って危険です(当たり前か)サーフィン用のワセリンが売っていますが、薬局で売っているワセリンなら安く購入可能で効果は同じです

ウエットスーツ関連ウエットスーツ,サーフィンの道具,ネックエントリー

ネックエントリーのウエットスーツを着るようになってもう10年近くになるのですが、最初は首から全身を入れるので直ぐに首が潰れてしまうのではないか、首が緩くなって浸水するのではないかと不安でしたが確かに何年か着ると首部分は修理が必要ですが最初は無料であったり首の交換だけならそこまで高価では無いのでそこに関してはネックエントリーの宿命ですが、そのマイナス部分を含めても着続けている理由は暖かい上に動きやすいことがあります。その辺りをご紹介させて下さい

ネックエントリー
ウエットスーツ

メリット

まずメリットと言えば、今まで着てきたウエットスーツの中では断トツで動きやすい気がします。ファスナーが存在しないし生地が2重になる部分も無いのでストレス無しです。ド派手なワイプアウト(特に頭から)をしない限り浸水も極めて少なく、真冬でも暖かいです

手首・足首・首以外密封されているのでセミドライと違い浸水しないので、脇などゆったり目に作られてるので非常に動き易いし空気の層が出来て真冬でも暖かし、とにかく圧迫されるストレスが少ないです

『追伸』
昨年の冬が5~6シーズン目だったと思うネックエントリーで波乗りしていると数十分で股部分が浸水して冷たい思いをしながら波乗りをしていたのですが、買い替えるか悩みましたが修理の見積もりをお願いしたら送料込みで1万円も掛からなかったので思い切って修理に出してみました。修理内容は股部分の生地交換と膝部分の再接合でした(メーカーに確認すると大体その辺りが浸水してくる様でした)すると完成品を見るとお願いしていなかった首部分も新品に変わっていてこれには本当に感激しました。そして先日(大寒波の大雪の後日)に試してみましたが全然浸水が無くてとても暖かかったので新品の時を思い出しました。このネックエントリーは冬の重装備でも負担が少なく極寒の日本海で私には手放せないウエットスーツです。買い替える予定でしたが修理をして首まで新品になったのでまだ2~3年は使えそうなのでこのネックエントリーは8~9年は着れることになるのと元々安いネックエントリーなのでコスパも最高に良いと思います

『追伸②』
上記のネックエントリーの生地交換の修理後、3シーズン目(トータル8シーズン目)になりましたが生地自体も柔らかく、首回りの劣化も無かったのですが、少しだけ浸水してくるのでそろそろ新しいウエットに買い替えようと色々吟味しました。真冬に着替えやすい様にフロントZIPも視野に入れてましたが、メーカーに聞いたところネックエントリーで支障(肩が痛い等)が無いならネックエントリーの方が軽快で暖かいということだったので最近各メーカーから色々出ている胸あたりのファスナーのウエットが気になりましたが今までで一番しっくり来ているネックエントリー(セミドライ・エアフレイム使用)でオーダーしました。新しいウエットを早速冬の海で試しましたがは生地は若干柔らかくて殆ど浸水が無いのでメチャ暖かいです。このウエットとも長い付き合いになりそうです

デメリット

ただメリットだけでは無くデメリットも多いのであまり普及していないのかなって感じます。首から出入りするので首部分が破れても困るので慎重に脱がないとダメで時間も掛かるし、なかなか脱げないので真冬は結構大変です(ただこれもコツさえ掴めばそこまで大変ではないですがそこが一番のデメリットです)。そういう意味では体格の良い方は着脱がかなり大変かと思います

また首から出入りするので週1で海へ通う私では2~3年で首の部分がヨレヨレになり交換します。 結構私的には慎重に着替えをしてるつもりでも劣化するので例えば毎日海へ入る方は厳しいかも知れません。なので大体のメーカーで1回目の首交換は無料で行って貰えますし、2回目以降も数千円で交換して貰えます

『追伸』
余談ですが、首部分を2~3シーズン前に交換したのですが、生地が進化したのか今回のは全然劣化していないです。結局新しいウエットに今シーズン買い換えましたが前のネックエントリーも首部分はまだしっかりしたままでした。ご参考までに

メーカーの注意事項

ネックエントリー取り扱いメーカーの注意事項がありましたのでご参考に掲載致します

サーフィンをはじめたばかりのお客様には、このネックエントリータイプのウエットスーツはお勧めすることは出来ません。ウエットスーツは洋服と異なり、体に対するフィット感が強いため、脱着に時間がかかります

ウエットスーツの伸縮性や耐久性を把握されていない最初のころは無理に着たり脱いだりして壊れることがございます。特にネックエントリーは、脱着においては最難関で、ジップタイプやノンジップと異なり、誰でも着られるウエットスーツではございません

着用している際のノンストレスさや動きやすさは格別ですが、デメリットとして、他のウエットスーツより脱着が大変であることが挙げられます。着るのは問題なくても、脱ぐときに適切な順序と脱着の「経験」が必要になります。(場合によっては1人では脱げないこともございます)

またウエットスーツの特性として、密閉性が高いのでスーツ内に空気がたまったままご使用いただくと、ワイプアウトをして水中に投げ出された際に、水がスーツ内に多く入ることがございます

スーツに水が入ると、動きが鈍くなり、水面に上がるのに時間がかかるなど、ご使用上の注意事項が多く、また最初にご使用いただく際の制約も多くございます。(制約:最初は1人では使用しない等)

元々「ウエットスーツ」に慣れていない方は、脱着だけでなく、海中での事故につながる恐れもあるからです。 このネックエントリータイプの特性を十分に熟知され、かつご使用前に脱着の練習などをされる必要がございます

サーフィンの中級者以上の「経験者」であり、ウエットスーツやサーフィンについての知識や経験を有している方への販売に限らせていただくということが、弊社における販売ポリシーとなります。ご理解をいただけますと幸いです