波乗り関連ウエットスーツ,ウエットスーツ水漏れ対策

ウエットスーツの浸水問題

ウエットスーツは何シーズンか着ていると破れたり、穴が開いたりすることがあります。水温が比較的温かい時に着用するウエットスーツなら特に大きな問題ではないのですが、冬季に着るウエットスーツなら浸水は厄介な問題です。小さい穴ならウエットスーツ用のボンドで簡単に補修が出来ますが複数箇所の穴や大きく破れた場合はプロに修理を依頼する方が得策かと思います。ただ同じ種類のウエットスーツを何着も持っていない場合は修理に出してしまうとその間海へ入れないことになるので温かくなるまでDIYで修理をしながら乗り切らないといけません

上手く修理出来れば修理依頼も不要になる可能性もあります。私は長年ウエットスーツの小さい補修は自身で行っていますが、真冬に着ているネックエントリーの浸水が最近激しくなってきたのでメーカーに依頼することにしました。ただメーカーに依頼する場合は此方が指定した部分の生地を交換してくれるみたいなので、どの部分で浸水しているのか自身で調べる必要があります。ドライスーツは中に空気を入れて沈めて水密検査を行ってくれるようですが私が購入したメーカーでは私が指定した箇所の交換になるので事前に調査が必要です

当然大きな水槽なんて無いのでお風呂に浸けて空気が漏れている箇所を探すのですが、ウエットスーツ内に空気を入れて両手で空気が漏れないように握りながら沈めて空気漏れ箇所を探すのですが強く握っていてもそこから空気が漏れてしまうので何か良い方法が無いか考えました。ウエットスーツに入れた空気が漏れない様に2本の木でウエットスーツを挟める様な器具を作製しました

この自作器具を使ってお腹部分を挟んで両足の太腿を掴んで沈めて股部分の浸水箇所を見付け、次に各足の太もも部分を挟んで足首を掴んで膝部分の浸水箇所を見付け、上半身も色々浸水を調査してみました。私のウエットスーツの浸水箇所は股部分に集中していて数か所空気が出ていました(><)。それと膝部分も数か所浸水していました。その部分を裁縫で使うチャコ(色鉛筆の様なもの)で印を付けてメーカーに画像を送って見て貰って見積をして貰いました(修理費用が高価になるなら買い替えなければいけないのですが、他の箇所は全然綺麗で浸水も無いのでメーカーに問い合わせしました)

お腹を挟んだ状態です
太腿を挟んだ状態です。太腿から足首までの浸水を確認します
太腿の浸水箇所に印を付けていきます(写真は4か所ですが、実際はもっと沢山でした)
膝部分も穴が開いてました

股部分(左右の膝上から股部分)の生地交換と膝周りの浸水修理をして貰って送料込みで8千円位でした。生地が劣化している場合は修理不可らしいです。しかもメーカーさんのご厚意でネック(2回目)も新品に無料交換して戴きました。このメーカーの丁寧な対応に感謝しかないです(因みにこのメーカーさんは人気店でオーダーは約半年待ち状態です)

お蔭でウエットスーツの浸水は殆ど無くなりましたので、まだ数シーズンは使えそうです。次もこのメーカーで作りたいのですが半年待ちなので破れ掛かってから購入してもそのシーズンには間に合わないので購入タイミングが難しいです。以前秋の日本海で上記とは違うメーカーのウエットスーツで着替えてた時に知らないサーファーの方が今着られているウエットスーツに興味があるのですが着心地はいいですかと聞かれたことがあります。そんな経験はした事が無かったですが着ている人に直接インプレを聞くのも良いかも知れませんね。しかしその時に着ていたウエットスーツはサーフショップで直接オーダーして購入しましたが縫製が悪く何度かトラブルを起こしていたので、正直にこのウエットスーツより、上記のメーカーの方が超おススメですよと伝えると何度もメーカーを確認されてお礼を言われて去って行かれました

話が逸れますがウエットスーツを今まで何着作ったかは憶えてないですが、正直有名ブランド物で高価だけど凄く良い物もありますが、国産で安い割にはメチャ良いものも沢山ありますので口コミを参考に色々試すのも良いかと思います。アフターケアも考慮して購入すれば破れたりした時に非常に助かります。如何せんセミドライスーツは非常に高額になので少しでも長くつき合える様にメンテナンスが重要かと思います。余談ですがウエットスーツの値段は意外と何十年も変わってない様な気がします。通販で購入する場合は値段は安くなってきていると思いますが、海外に比べるとまだまだ日本のウエットスーツは高価なので大切に扱いたいと思います

アイテムのメンテナンスウエットスーツ,サーフィンの道具,メンテナンス

ウエットスーツは着用後必ず付着した塩分を真水で洗い流してバケツ等に水を貯めて優しくすすいで下さい(皆さんご存知ですね)熱いお湯はウエットスーツの接合部を痛めたりするみたいなので水又は、ぬるめのお湯ですすぎましょう。最近のウエットスーツは高価ですので出来るだけ長くお付き合い出来る様に頑張りましょう

熱湯でウエットスーツを洗う人も居ないでしょうから普通にすすげば問題ないと思います。また冬場でもぬるめのお湯で洗うように致しましょう。私はケチですから少しでも長く付き合える様に日陰に干したり、畳んだまま放置したりはしない様に心掛けています

シャンプー&コンディショナー
(愛用品です)

また何度かに一度ウエットスーツ用のシャンプー&コンディショナーで洗っています(柔らかくなるみたいですが、あまり実感はありません、たまに洗濯で使う柔軟剤を混ぜたりしますが若干柔らかくなった気がします) 

このメンテナンス方法で何年も使えているので普通に扱っていれば結構長く付き合えると思います。最近Youtubeでウエットシャンプーは良く無いという記事を目にしたので少し使用する間隔を空けてますが昔からの習慣で私はこれからも使っていこうと思っています

またウエットスーツの保管方法ですが、ウエットスーツは季節ごとに使い分けるのでその季節が来るまで数か月は保管となります。タッパは軽いので普通のハンガーに吊るしてますが、スプリングより重たいウエットスーツは型崩れすると困るので全て肩守くん、またはR2ハンガーで吊るしています。かなり昔ですがウエットスーツを普通のハンガーに吊るしていて長い間保管していたら肩の部分が若干伸びたことがありました。いまは生地も進化していてそんなことが無いのかも知れませんが何万円もするので少しでも長持ちするようにハンガーはウエットスーツ用を使った方が良いかと思います

定番の肩守くん
最近はR2を使用しています
(肩守る君よりコンパクトです)

最近、ウエットスーツを入れていたクローゼットを買い替えた為、肩守くんだと幅が入りきらなくなったのでスプリングに使っていたハンガーの一部分をDIYで加工し小さくして、残りのウエットスーツのハンガーは全てR2に買い換えました。肩守くんを使用する時はスペースに注意が必要です(笑)ウエットスーツには優しいですが、クローゼットには厳しかったようです