ウエットスーツ関連,波乗り関連ウエットスーツ,ウエットスーツ水漏れ対策

今着ているネックエントリーのウエットスーツが購入後3年くらいになるのですが、週一しか着ないのに最近股間の辺りが海へ入ると直ぐに浸水してきます

ネックエントリー

そもそもネックエントリーは海水が殆ど侵入してこないので、派手にワイプアウトしなければ身体が濡れない日もあるほど防水性に富んでいるのに今は浸水してくる

12月まではまだ耐えれる水温なので気にしていなかったのですが、ブーツを履く季節になると股間が直ぐに濡れてくるのは流石に寒い

先日も入水時から冷たく感じたので、あまり悠長に波待ちをしていると寒くなってくる。動いていると気にならないので出来る限り動き回らないと寒くなるので疲れる

メーカーに聞くと2週間で修理はしてくれるそうだが、他のセミドライも間が悪いことに全て処分してしまって、秋に着るフルスーツしか持っていないので2週間海に入れないのは辛いし、一旦自分で修理をしてみてダメならメーカーに修理に出そうと思い。ウエットボンドでの修理を実行しました

ウエットボンド

先ず、浴槽に水を貯めてネックエントリーのウエットスーツ内に息を思いっきり吹き込み空気を入れて沈めてみます

これは一人では結構ムズいです。ウエットを沈めて空気が漏れている箇所を見付けて裁縫の時に使うチャコで漏れてる箇所に印を付けます

裁縫で使用するチャコ

数か所から空気が漏れていましたが縫製部分の保護のために貼られているメルコテープがある為、ピンポイントで漏れた箇所が解りません。また修理するにもメルコテープがあれば修理出来ないので、漏れている部分一帯のメルコテープを剥がすことにしました

メルコテープ
(防水ではない)

一旦、ウエットスーツが乾くのを待ってアイロンを低温に設定し、あて布をあてながら15秒程あてて暑いですが剥がれかけているメルコテープの端を持って剥がしていきます

少しずつずらしながら作業を行い、該当部分のメルコテープを撤去します。私の場合は股間部分のお尻側(前では無くて後ろ側)に漏れが集中してました。何故か前側は全く漏れがなかったです。そこでもう一度風呂に付けて漏れをピンポイントで探してチャコで印を付けます

何か所も漏れがありましたが、完全に乾くのを待って次はウエットボンドでその部分を補修していきます

※ここで注意ですがメーカーに確認したところ、漏れが発生した場合の修理方法はその縫製部分を再度縫製し直すそうなので、 ウエットボンドで修理をしても完全には直すのは厳しいと言われました

でも修理に出す2週間が嫌なので、チャコで印を付けた部分にボンドを塗って圧着していきます。何とか数か所を修理し乾かして週末の海で様子をみます。海に入ると前週よりは少しマシですが、やはり浸水してきます

海に入るとやはり浸水してくる

完全に破れている訳ではなく小さい目に見えない位の穴が空いていると思われるので修理するには限界があるのかなと諦めかけていたが、 再度風呂に付けて確認してみると漏れている箇所が3箇所に減っていました

でもこれ以上ボンドで修理するにも見た目では穴も判らないしこのまま春まで我慢して使って暖かくなってフルスーツに移行したらネックエントリーを修理すれば良いと諦めてました

そしてヤフオクをたまたま見ていたら、メルコテープの様だが完全防水の修理用テープが売られていたので早速購入してみました

こんな商品がヤフオク、メルカリで売ってました

使用方法はメルコテープと大体同じですが、アイロンの弱で15~20秒あて布を使って温めます。そのあとは手で1分押えると圧着されます

商品の取り扱い説明画像です(ヤフオクの商品説明画像です)

漏れてる残りの3箇所をこのテープで補修し、週末海で早速試してみました

海へ入っても全然股間が冷たくないです。買った時の様に暖かいままです。なんとかこのテープが水の侵入を防いでくれたと思います

良かった、これで春まで持ってくれれば修理に出せる~

ひょっとしたらこのまま使うかもしれませんが試しに、風呂で再度漏れのチェックをしてみましたが股間の漏れは見付かりませんでした。

これは皆さん良いかも~です

後日談、海へ入って気付いたのですがこのテープは伸縮性は無さそうなので股間に貼った部分も若干突っ張った感じがします。でも濡れるよりマシなのでもう少し様子みますが、このウエット他にも浸水箇所があるみたいです。再度調べたら膝部分が浸水してました(疲れるな~)

ひざ赤い丸部分が今回膝部分の補修箇所です。
それ以外は、通常のメルコテープです

膝部分の縫製箇所が浸水していたので、再び防水テープで補修しましたので写真アップします。また週末確認します

【追伸】このセミドライはそのまま冬季の期間は着ましたが補修のお蔭で多少浸水は防げたのですが、他の部分も浸水してきたのでメーカーに確認したところ数千円で股部分の生地を交換して、再度縫製して貰えるということなので夏の間に修理に出しました。そのメーカーはとても親切で膝部分も再度縫製してもらい、またネックエントリーの重要な部分の首もサービスで交換して貰えました。通常の破れはDIY補修で充分ですが、股部分のDIY補修はあくまでも一時しのぎかなと思います。早めに補修すれば大丈夫かもしれませんが高価なウエットスーツが数千円で浸水が無くなるなら絶対有りだと思います。購入時にメーカーのアフターフォローも重要な選択要素になると思います

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ウエットスーツの浸水問題

ウエットスーツは何シーズンか着ていると破れたり、穴が開いたりすることがあります。水温が比較的温かい時に着用するウエットスーツなら特に大きな問題ではないのですが、冬季に着るウエットスーツなら浸水は厄介な問題です。小さい穴ならウエットスーツ用のボンドで簡単に補修が出来ますが複数箇所の穴や大きく破れた場合はプロに修理を依頼する方が得策かと思います。ただ同じ種類のウエットスーツを何着も持っていない場合は修理に出してしまうとその間海へ入れないことになるので温かくなるまでDIYで修理をしながら乗り切らないといけません

上手く修理出来れば修理依頼も不要になる可能性もあります。私は長年ウエットスーツの小さい補修は自身で行っていますが、真冬に着ているネックエントリーの浸水が最近激しくなってきたのでメーカーに依頼することにしました。ただメーカーに依頼する場合は此方が指定した部分の生地を交換してくれるみたいなので、どの部分で浸水しているのか自身で調べる必要があります。ドライスーツは中に空気を入れて沈めて水密検査を行ってくれるようですが私が購入したメーカーでは私が指定した箇所の交換になるので事前に調査が必要です

当然大きな水槽なんて無いのでお風呂に浸けて空気が漏れている箇所を探すのですが、ウエットスーツ内に空気を入れて両手で空気が漏れないように握りながら沈めて空気漏れ箇所を探すのですが強く握っていてもそこから空気が漏れてしまうので何か良い方法が無いか考えました。ウエットスーツに入れた空気が漏れない様に2本の木でウエットスーツを挟める様な器具を作製しました

この自作器具を使ってお腹部分を挟んで両足の太腿を掴んで沈めて股部分の浸水箇所を見付け、次に各足の太もも部分を挟んで足首を掴んで膝部分の浸水箇所を見付け、上半身も色々浸水を調査してみました。私のウエットスーツの浸水箇所は股部分に集中していて数か所空気が出ていました(><)。それと膝部分も数か所浸水していました。その部分を裁縫で使うチャコ(色鉛筆の様なもの)で印を付けてメーカーに画像を送って見て貰って見積をして貰いました(修理費用が高価になるなら買い替えなければいけないのですが、他の箇所は全然綺麗で浸水も無いのでメーカーに問い合わせしました)

お腹を挟んだ状態です
太腿を挟んだ状態です。太腿から足首までの浸水を確認します
太腿の浸水箇所に印を付けていきます(写真は4か所ですが、実際はもっと沢山でした)
膝部分も穴が開いてました

股部分(左右の膝上から股部分)の生地交換と膝周りの浸水修理をして貰って送料込みで8千円位でした。生地が劣化している場合は修理不可らしいです。しかもメーカーさんのご厚意でネック(2回目)も新品に無料交換して戴きました。このメーカーの丁寧な対応に感謝しかないです(因みにこのメーカーさんは人気店でオーダーは約半年待ち状態です)

お蔭でウエットスーツの浸水は殆ど無くなりましたので、まだ数シーズンは使えそうです。次もこのメーカーで作りたいのですが半年待ちなので破れ掛かってから購入してもそのシーズンには間に合わないので購入タイミングが難しいです。以前秋の日本海で上記とは違うメーカーのウエットスーツで着替えてた時に知らないサーファーの方が今着られているウエットスーツに興味があるのですが着心地はいいですかと聞かれたことがあります。そんな経験はした事が無かったですが着ている人に直接インプレを聞くのも良いかも知れませんね。しかしその時に着ていたウエットスーツはサーフショップで直接オーダーして購入しましたが縫製が悪く何度かトラブルを起こしていたので、正直にこのウエットスーツより、上記のメーカーの方が超おススメですよと伝えると何度もメーカーを確認されてお礼を言われて去って行かれました

話が逸れますがウエットスーツを今まで何着作ったかは憶えてないですが、正直有名ブランド物で高価だけど凄く良い物もありますが、国産で安い割にはメチャ良いものも沢山ありますので口コミを参考に色々試すのも良いかと思います。アフターケアも考慮して購入すれば破れたりした時に非常に助かります。如何せんセミドライスーツは非常に高額になので少しでも長くつき合える様にメンテナンスが重要かと思います。余談ですがウエットスーツの値段は意外と何十年も変わってない様な気がします。通販で購入する場合は値段は安くなってきていると思いますが、海外に比べるとまだまだ日本のウエットスーツは高価なので大切に扱いたいと思います