サーフトリップサーフトリップ,宮崎

友人の親戚が宮崎に住んでいて、近くにサーフィンのポイント(木崎浜)があるということを聞いて、長期の休みになるとフェリーに乗って(フェリーは私の隣人のおじさんがフェリー会社に勤められていて、おじさんの紹介で2等料金で1等に乗せて貰ってました)通ってました

お世話になった・サンフラワーフェリー

フェリーは別府に着くのでそこから宮崎まで一気に下ります。しかしいつも田舎で見かける超ゆっくりの軽トラックに幾度となく阻まれ、その度に追い抜くのですが初めて行った時にフェリーから降りて一気に宮崎を目指すぞ~って30分もしない内に追い越し禁止で捕まりました

それ以来、知らない土地では飛ばさない様にしています(一応)

友人の親戚のおっちゃんがこれまた陽気で気さくな良い人で、到着した当日の夜は地元のスナックを案内してくれるのですが、ずっと運転手の私は早朝から運転していて、また道中で波を見つけると波乗りをしながら宮崎入りするので夕食時は既に睡魔と戦う状況でとてもスナックへ行ける元気は無く爆睡

運転していない皆は波乗りしている以外の時間は車でグーピーグーピー寝ていたので元気モリモリでスナック街へ消えて行きます(毎回この調子)

4人で宮崎へトリップしていて全員免許は持っているのですが、1人は完全ペーパードライバー(恐らく免許を取得してから今まで運転した総時間を私は1週間で楽々超えると思われる)、もう1人は全然運転をしたがらない、最後の1人は運転すると直ぐに寝るので怖くて運転させられない

この直ぐに寝るので運転させれない彼は、嘘の様な話ですが私が運転して波乗りに向かっている時にあまりにも眠たいので信号待ちで運転を変わって貰ったのですが、その信号待ちの数秒で彼が運転席で熟睡してしまって後続車に迷惑を掛けた事とか、彼に運転をして貰っている時に『眠かったら運転代わるよ』って聞くと必ず『代わって』って言われるので長距離は運転させない様になってしまいました

でも彼は普段一人で波乗りへ行ってるので不思議なんですが眠たくなると絶対途中で車を停めて寝る様にしているので、伊勢の道中で彼の車が止まっているのが見えたり、家に着いたよってメールするとまだ道中で寝てたっていうメールが返って来たりします。なので彼には寝て貰っています

結局フェリーよりも車で現地まで乗りつけた方が安いということで後々は大阪から高速を飛ばして宮崎に通ってました

宮崎は気候も良く波も大きくて力強く、また気候も暖かい最高のポイントでした。何よりもポイントが空いていてローカルの方々が非常に温厚でシャイな感じで一度訪れてから虜になりました。波も魅力的なのですが、なんと言っても宮崎の人々が本当に優しくてトリップ中も嫌な思いを一切したことが無いくらい素晴らしいところです

宮崎・木崎浜

最初は友人の親戚宅に泊っていたのですが、毎年お世話になるのも申し訳ないので民宿に泊まるのですが、ここでもいくつかのエピソードがありましたので後日紹介させて下さい

サーフトリップサーフトリップ,宮崎

ある民宿で夕食に地元でとれた魚料理が出てきたのですが(実は私は魚が嫌いなんですが海へ来ている時はしっかり綺麗に食べる様にしています)結構な量で、さすが海の近くだということなんですが私にはかなり辛い状況で友人にも手伝って貰い全て食べてその日は就寝しました

魚料理(イメージ)

翌日もまた当然魚料理なのですが、何故か私のお皿には魚の頭(正確には半分に切った魚の前身のみ)だけが載ってました。友人のを見てみると尾っぽ側だけがお皿に載ってました。当然昨日と今日の宿泊料に違いも無く、前日に魚を残した訳ではないので昨日私が友人にあげるところを見られたのかなと思いましたが友人の分も少ないし、前日は3匹くらいあったのが今日は半身と言うのも流石に気になったので聞いてみました

翌日おかず(イメージ)

『すみません。何故今日は魚が半分しかないのですか』って女将さんに聞いてみました。すると突然厨房のガラス窓が開いて店主が言いました『今日は釣れんかったんや』しかも少し怖い顔で言い放ったのです。いやいや此方としては、”知らんがな”の心境で唖然としているとその代わり食後にザボンを剥いてあげるってことを女将さんが言ってくれました

ザボンよりオカズが欲しかったのですが。。。。そのザボンって言うのが(私は良く知らなかったのですが)大人の頭くらいの大きさのみかんの様なもので、それを一口サイズに切ると恐ろしい量になるのでした

ザボン(イメージ)

結局、好意で貰ったもなので断ることも出来ず、皆でやっと1個を食べ終えてお腹はパンパンでまさにはち切れそうだったときに、女将さんが『どう美味しかった?』って聞かれたので、美味しかったという回答とともにお腹が一杯になりましたって伝えてたのにも関わらず先輩の一人がわざわざ厨房に向かって本当に美味しかったですって言いに行ったので、少し嫌な予感がしたのですが、奥からもう一つ剥くから待っててよって、信じられないような声が聞こえて

小さい声で皆は先輩に向かって『一人で食えよ』『そらそうやろ、そこまで言ったらそうなるやろ』ということで、我慢大会のような様相でさらに一個を食べました。それからザボンは食べた記憶はないです