波乗りまぼろしの抜け道,伊勢の思い出

現在の国道23号線(とても走りやすいです)

現在、大阪から伊勢へ向かう時は高速道路もあるし、国道23号線も綺麗に整備されていて夏場でも殆ど渋滞なんてしないのですが、私が波乗りを始めた数十年前は高速道路も確か久居までしか無かったので伊勢神宮や、鳥羽方面へ向かう車の殆どが国道23号線を使っていたと思います。波乗りの時は渋滞を避ける為に夜からスタートして、深夜に到着して早朝まで仮眠するパターンで行動していました。早朝から用事があり、用事を済ませて伊勢に向かうときは必ず渋滞に捕まり、早く海へ入りたいのですが中々進まず胃に穴が開きそうな気分でハンドルを握ってました(><)

当時の国道23号線は大渋滞でした(イメージ)

当時その国道23号線も片側1車線でしたので行楽シーズンは毎回渋滞していたように記憶しています。また夜中でもそれなりの交通量があり、早朝ネズミ捕りも頻繁に行われていました(友達も早朝に捕まったって言ってました)夏休みの渋滞は酷いもので行きも帰りも国道23号線はビッシリ混んでいて、毎回新しい抜け道を探し求めてはチャレンジしていた記憶があります

その日も渋滞で車が動かない状況なので、新しい抜け道を試すために、まずどれくらい抜け道の効果があったかを確認する目的で 国道の前を走る大型観光バスを目印に皆で色やナンバーを記憶し早速裏道へ入りました

観光バスを目印にしてました

その抜け道は以前から友達が気になってた道らしく、かなり細い道でしたが混雑も無く良い感じで走り抜け、結構距離を稼いだのでそろそろ国道に戻って確認しようと川沿いの道を走っていると、上に高架があり、この高さだと皆のサーフボードが木っ端微塵になる高さなので、しょうがなくキャリアからボードを全部降ろしてなんとか通過できましたが、結構なロスタイムになってしまいました

当時は板を車の上に積んでいました(イメージ)
こんな高架でキャリアからボードを降ろしました

その降ろしている間も他の車には待って戴いていたので頭を下げて通過しました(見ていた皆さんにはめちゃ笑われました)そしてやっとの思いで脇道より信号を利用して国道に戻る時に、皆で目印のバスを探すと、なんと我々が合流した信号の先頭で信号待ちしていました

脇道へ入り、狭い道を走り抜け、挙句の果てにサーフボードを一旦降ろしてまで頑張った結果がバスを1台抜いただけでした

伊勢自動車道

それからも何回か裏道へチャレンジしましたが、労力と結果が伴わないのでそれからはなすがままに渋滞に嵌っていましたが、それから間もなくして23号線は立派な2車線になったり、伊勢まで高速道路が出来て一気に通いやすくなりました