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サーフトリップ・宮崎

フェリーで宮崎まで行くと時間に制約が出来るので何回目からは車で行く様になり、GWに移動する訳ですから渋滞が半端ではなく数十キロの渋滞が何箇所もあります。高速でも渋滞が激しく混みだして車が動かなくなる(最近ではあまり見なくなりましたが当時は混むと殆ど動かなくなりました)

GWの高速は大渋滞

するとこのメンバーはジッとして居られない。なぜか車から降りて前方へ歩きだす習性がある

車でじっとしてれない性分の友人(イメージ)

その中の一人は渋滞に飽きると必ず寝る、荷台で寝てくれるのは良いのだが皆のウェットスーツやカバンが置いてあるがお構いなしにその上で横になって寝てしまう『ウェットスーツがしわくちゃになるからやめろ』って言っても寝てしまう

別の2人は高速道路の先を目指して歩いて行ってしまい、もう一人は荷台で熟睡してる。私はいつも運転をしているので音楽を聞いて一人ボッチ。そしてある程度車が走り出す状況になると厄介なことに車を止めて例の2人を回収しないといけない

そういえばこんな風景もあまり見ない様になりましたが一度渋滞が始まると完全に止まっていた記憶があります(今は改善されているんですね)いつもこんな感じで長い旅を過ごすのですが、熊本の一般道の山道を通過している時にまたもや渋滞になりかけていたときに対向車の1台が 我々の車の真横に止まりました

GWは一般道も大渋滞(イメージ)

すると優しそうなおじさんがこれからこの一本道は残念ながら相当混んでいるので気をつけていきなさいっと、それだけを伝えて去っていかれました。サーフボードを満載した大阪ナンバーの車がよっぽど不憫に感じてわざわざ止まって渋滞が延々続くことを教えてくださったと思うと何故かこの土地の人々の心の優しさが伝わってくるようでした 

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山道の大渋滞(イメージ)

それから暫くしてその細い1本道の渋滞は忠告通りほぼ動かなくなりました。車が動かなくなると例の2人が動き出します『様子見てくるわ』って捨て台詞を残して2人ともランニングシャツに短パン草履履き、何の為に必要か分らないが首から双眼鏡を掛けて出て行ってしまった

こんなイメージ

例のもう一人は夢の中で結局渋滞の中私一人で時間を過ごしていると、それから1時間位しただろうか車が多少動く様になってきた。遠くを見てみるとだいぶ先に合流箇所のY字路があり、その部分を境に大渋滞が起っていたみたいで誰かが誘導をしているので順番に流れる様になっているようでした

荷台の1人も車が動き出したので起きて来て2人で渋滞の先を見ていると、何故か合流地点で誘導してる人がランニングシャツに短パン草履履き!! おまけに首から双眼鏡を掛けてる!!間違いないあの二人だ

ランニングシャツと短パンで車の誘導

それが、その2人を見ていると楽しいそうにしかも一生懸命に身振り手振りで誘導しているので指示を受けた車が綺麗に指示に従い流れているではないか(笑)うす汚い格好の2人が誘導しているのに皆が従っているのが可笑しくて可笑しくて

車で大笑いしてると例の2人が自分たちの車が近づいてくるのを見つけて今度はこの車を先に行かせようと誘導している(明らかにこの車を優先させている)そしてその交差点に差し掛かったときに突然2人が乗り込んできました『さあいこうか!』って言ってました

残された皆さんが気になりましたがそのまま宮崎を目指すことにしました。2人は交差点で車が上手く合流していないので止むを得ず交通整理を始めたそうです。その後あの交差点はどうなったのでしょうかねえ~

やっと夕方渋滞を抜けて宮崎まであと数時間というところで、このままでは民宿に着くころには遅くなってしまうしお腹も減ったので民宿へ電話をしてこのままだと到着するのが22時頃になるので食事は抜きにして貰えないか相談したところ、用意しているので食べずに来てくださいとのことで結局途中での食事は諦め、民宿までお腹ペコペコ状態で到着する羽目になりました

ほとんど渋滞につかまった一日でした。今でも混んでるのかな~