波乗りパイプラインマスターズ,観戦記

初めて観戦したのが1990年のパイプラインマスターズで当時のワールドチャンピオンのマーティンポッターが大好きで是非とも見たいと思って日程を思案して決めました

サーファーの聖地 パイプライン

がしかし有給休暇を使って短い期間で来ているのでどのラウンドから見れるかは運次第(その日の波のコンディションで日程が変わる為)で、行った日はトライアルラウンドを見ることが出来て日本のプロ選手の試合が見れました

関野聡 選手
当時ロペス・ハウス(写真は現ボルコム・ハウス)
2012年 撮影

パイプラインの真ん前にあるジェリーロペス氏の家の横を通り抜けるとバンザイパイプラインがひらけていて当時は少し木々があってこの路地も少し木陰になっていて浜側から光が差して雰囲気も最高でした

そして滞在期間に見れたのは決勝ラウンドでしたがシード選手が出る前まででした。残念ながらマーティンポッター選手は見れませんでした(翌年の宮崎プロで生で初めて会えて、握手して貰いました。超感激)

憧れのマーティン・ポッター

冬のノースショアーは2回目だったのですが、パイプライン近くの駐車場へ車を停めて降りた時点で地響きのような波の音でビックリしました。あの波の大迫力は一度は直に見て戴きたいと思います

大迫力の波

見るだけでも充分感動します。浜では控え選手が普通に近くに座っているので、世界でも有名なトップサーファーが横に座っていたりして一人大興奮してたのを思い出します

この期間は世界中のプロサーファーが集まっているので、あちらこちらでプロ選手に会えます
遥か沖の方でデカいチューブに乗っているプロ選手を近くで見ると結構華奢な身体だったりで、プロ選手の恐るべし度胸と身体能力に驚かされます

歴代のパイプマスター 錚々たるメンバーです 2012年撮影
(1990年には無かったなあ)

私も一応サーファーの端くれですが、ここで波乗りしたいとは全く思いませんでした(乗れるイメージが全くわかないので、流石プロは凄い)

冬の間のノースショアは何かお祭りのような感じで、町全体がいつもののんびりした町では無くこの期間はとても華やかに感じました

ノースショアー ハレイワの看板

当時、マーティンポッター選手がブルーハワイサーフボードに乗っていて、その年はブルーハワイサーフボードには特別に ”WORLD CHANPION SURFBORDS”のディケールが入っていたので、ブルーハワイサーフを電話帳で探して当時マッカリーショッピングセンター内にあったブルーハワイサーフでその記念のボードを購入しました(知ってる人が居たら嬉しいなあ)

1990年 Bh・ボードディケール
その時のボードです

確か500ドルくらいで日本で買うのと比べると1/3の値段でした。その頃は日本ではサーフボードが凄く高くてブルーハワイのボードも15万円くらいで売っていたと思います

記憶は曖昧ですが、ボードの機内持ち込みも確か無料か2~3千円だったので友人の板も購入したりしていました

但し帰国する時サーフボードを持っていると何故か税関で必ず止められて質問攻めにあいます(サーファーは怪しく見えるのかな、最近はそういうことも少なくなりましたが)

波乗り宮崎プロ,観戦記,ASP

1991年10月にASPプロツアー(現在のWSL)が宮崎で開催されるという事で、大好きな宮崎の木崎浜で世界のTOPプロを見れるというので観戦に出掛けました

大会会場 入り口

大会中は台風の影響でスケジュールも少し変更があったみたいですが、なんとか観戦できました

大会スケジュール (見えるかな~)懐かしい面々です
大会スケジュール
(大会プログラムの中から出てきました)見えるかな~

大会近くのポイントでも沢山のプロを見ることが出来、また青島付近でチームクイックシルバーのメンバー(トムキャロル・ケリースレーター等)を見かけました

チーム クイックシルバー(皆若い)
宮崎プロ・ヘンリー祝氏

大会のDJは伊勢のヘンリー祝氏でノリの良い音楽と共に軽快な実況で本当に楽しませて下さいました。その時テレビ局が取材に来ており、何度か私もテレビに映り込んでました

また解説は実家近くにあるTHE・BLUESURFのケンちゃんこと腰添健さん(元JPSA理事長)が判りやすく解説されていました

日本人プロの紹介&宮崎出身プロ(大会プログラムより) 

日本人プロも沢山登場致しました。宮崎出身プロも紹介されてました

宮崎出身 高津佐浩行選手
チューブを狙う シェーン・ホラン選手

日本の波は大きくないという印象がありましたが、この大会の時は頭以上のサイズがあり、世界のプロにも宮崎の波を知って頂けたと思います

また大会会場ではマーティンポッター、トムキャロル、デレクホー、リッチーコリンズ等に握手や写真を一緒に撮って貰いました(一緒の写真は恥ずかしいので….)

大好きなマーティン・ポッター
デレク・ホー と マーティン・ポッター
ロブ・ベイン
(大好きになりました)

ロブベインなんかは本当に良い人で、ビデオで撮影をさせて貰ってたいた時に車が横を通過するのでロブベインが少し待っててと私に手で合図を送り、車が通過したら再び笑顔で寄り添ってビデオ撮影をさせて頂けました。結構長い時間でしたが終始笑顔でプロ意識を痛感させられてそれ以来大ファンになりました

本当に楽しみにしてたトム・カレンがなんと1本もテイクオフしないまま終了する一幕があり、カメラで待ち構えていたのに残念でした

試合終了時のトムカレン                車に戻るトムカレン(無念そう)

大会はダミアン・ハードマンが勝利し、その年の年間チャンピオンに輝きました

ここに出てきたプロ選手の名前を聞いてピンと来た人は、30年近く波乗りを知っている方々なんでしょうね

宮崎プロ アップしました
(ヘンリー祝氏の解説があったのですが大人の事情でBGMに置換しています)