波乗りサーフィン,趣味

私の趣味は、波乗りです

趣味は波乗り(イメージ)

サーフィンと言わずに波乗りと言っています。何故か解らないが波乗りを趣味とする人はサーフィンとは言わず波乗りと言います

私も昔から波乗りと言っています。この趣味と出会ってから既に30年以上になるが腕前はさほど上手ではない。趣味には元々熱中するタイプの人間であるが、波乗りだけは嵌り方が半端ではなかった

同じ波乗り人には理解して戴けるでしょうが、そうでない方には全く理解出来ない趣味である。まず大阪には波乗りが出来る海がない、そこで海に行くまでに相当な時間を車で移動するしかない。因みに私のホームポイントまで片道4時間半掛かる、それから海へ入って再び4時間半のロングドライブを強いられる

波乗りには波が必要

また、毎回波があるわけでもなく同じ波も無いので波の無い時や海が大荒れで入れない場合もある。その場合は波のある場所を求めて車で移動しなければならない

その為にも週の始めになると週末の波の予想が必要となり、天気図を見ながら週末の波を予想する

普通に生活している限りでは余り考えないかも知れないが、ある程度波乗りをやっている人間には当たり前の話で、天気図や潮の干満、月の大きさ等を考慮に入れつつ日々予想と妄想を行う

妄想と言えば今は機会が無くなりましたが、大阪の中ノ島中央公会堂で『サーフィン映画会』といったイベントがあり、場内はガラム(インドネシアのタバコ)の匂いが充満する中、また歓声や指笛が飛び交う中で波乗りの映像を見ながら大騒ぎをしてたのを思い出します。その時の楽しかった雰囲気や同じ空間を共有するサーファーの熱気が脳裏をよぎります(懐かしいなあ~)

中之島公会堂 「サーフィン映画会」が開かれていました 

そんな波乗り漬けの生活の中で階段や坂道があれば波のスロープを妄想し、ガードレールや電柱なんかは波のリップ想像してイメトレをしていました

始めたのが少し遅めの20歳の頃だったのでその時は毎週末が楽しくて、ただ年齢を考えると30歳まで続けてたら凄いなって仲間で言ってたのですがまさか30年以上も続けてるとは夢にも思いませんでした。いい大人が未だに金曜の夜は寝つきが悪いです興奮して寝れないんです(笑)

波乗りサーフィン,月刊TAKEOFF

月刊『TAKE OFF』

私が波乗りを始めた数十年前、大阪には波乗りの月刊誌『TAKE OFF』という専門誌がありました

当時はサーフィンライフ、サーフィンワールド等の雑誌を読み漁っていたのですが、TAKE OFFは関西の情報が沢山紹介されていたので身近な内容でとても親しみがあり毎月読んでいました

日々の天気図や潮汐も載っていました

また発行部数が少ないせいかもしれませんがプレゼントに応募するとたまに当たったりします

一度発行元(編集社、大阪南森町付近だったかな)へプレゼントを受け取りに行ったことがあるのですが、凄く親切なスタッフの方が部屋(編集社内)を案内してくださり、ここでTAKE OFFを作っていますということを仰られていてとても感激した記憶があります

それから何年かしてハッキリは覚えていませんが、休刊されたり枚数が減ったりしましたがやがて廃刊となってしまったのか本屋さんで見かけなくなり非常に寂しい思いをしました

今でも手元に数冊ですが残してあります。今になって懐かしくてたまに読返しますが、当時は全てストックしていたので捨てないで置いておけばよかったと後悔しています

数年前、たまたま元プロサーファーの池田光孝さんのブログを拝見していて、TAKE OFFの編集長の方がお亡くなりになったということを知り、私が訪れた時に部屋を案内して下さった方が編集長の方であることをその時知りました。関西の情報が詰まっていてとても身近でほのぼのとした内容でしたので編集長のお人柄でそうのような内容になったのかなと思います

何か手作りという感じの雑誌で、また温かみのある内容で今でも読むと当時の事を思い出すので大切な資料です。また機会があれば中身も紹介したいと思います