波乗りを始めるオリンピック,サーフィンを始める

2020年東京オリンピックより正式種目となりましたサーフィンが現在非常に注目されています

サーフィンがオリンピック正式種目に決定

私がサーフィンを始めた数十年前にはサーフィンがオリンピック競技になるとは夢にも思いませんでしたので嬉しい限りです。どちらかと言うと波乗りはアウトロー的な人達の遊びといったイメージで、この様に表舞台に立つことが出来るということは関係者の方々が相当尽力された事と思います

【追記】
新型コロナの影響で東京オリンピックは2021年に延期になり、先日サーフィンの日本代表が決定致しました。男子は五十嵐カノアさん、大原洋人さん、女子は前田マヒナさん、都筑有夢路さんの4名です。いずれも世界と戦えるポテンシャルを持たれているので本当に楽しみです。是非頑張って頂きたいです

【追記2021.07.27】
東京オリンピックの新競技サーフィンが大盛り上がりを見せ無事終了しました。結果、五十嵐カノア選手が銀メダル、都筑有夢路選手が銅メダル、大原洋人選手が5位タイ、前田マヒナ選手が9位タイと波乗りジャパンの大健闘が際立った大会になりました。メダルが確定するとテレビ中継も始まり、この波乗りジャパンの大健闘で今までサーフィンに興味が無かった方々にも充分にサーフィンの魅力を伝えることが出来たと思います。波乗りジャパン感動をありがとうございました

【追記2024.07.05】
2024年パリオリンピックのサーフィン競技は、2024年7月27日から8月4日までの期間で実施されます。またパリ2024では、男女各24名のトップサーファーたちが史上2回目となるオリンピックでのサーフィン競技に臨む。日本代表「波乗りジャパン」は、2大会連続で代表に内定した五十嵐カノア、初出場となる稲葉玲王(れお)、コナー・オレアリー、松田詩野(しの)の4人が出場することが決まっており期待が膨らみます。試合会場はタヒチ島チョープーです。チョープーは世界で最も美しい波がブレークする世界で屈指のサーフスポットです。是非波乗りジャパンのメンバー頑張って下さい

そういった背景もありこれからサーフィンを始めてみたい方も多いかと思いますので、どの様に始めれば良いのかをわかる範囲で書いていきたいと思います

始めるには一般的な方法として下記3パターンかと思います。
1.波乗りをしている友人に教えて貰う
2.サーフショップにてレッスンを受講する
3.独学でチャレンジする              

このスポーツは今まで私がやってきた数々の中でもブッチギリで上達に時間が掛かるスポーツなので、今から始めたいと思っている皆さんは心して取り組んで戴きたい。また見るのと実際やるのとではこんなに違うものかって一番感じたのもこのスポーツでした。次回は上記3パターンの詳細を説明したいと思います

波乗りオリンピック,サーフィン

いよいよ待ちに待った東京オリンピックの新種目サーフィン競技が2021年7月25日からスタートしました。昨年が延期になり今年に入ってからも新型コロナの勢いが衰えずどうなることかと思われましたが無事開催することが出来ました。しかも銀、銅と2個のメダルを獲得した感動の大会になりました

日本からの参加選手は4人、五十嵐カノアさん、大原洋人さん、前田マヒナさん、都筑有夢路さん

【初日】2021年7月25日予選スタート

25日からサーフィン競技の1回戦が始まり、男子は1回戦1組の大原洋人は2位で、2組の五十嵐カノアが1位で通過し3回戦へ駒を進めました。女子は1回戦で2組の前田マヒナが4位、4組の都筑有夢路は4位で、ともに2回戦へ。2回戦で1組の都筑は1位、前田は3位で勝ち上がり3回戦へ進めました。この時点で日本チーム4名は全員勝ち上がりました。やったー

【二日目】2021年7月26日3回戦スタート

3回戦は対戦方式で男女とも16人が争います。前田マヒナがアメリカ代表キャロライン・マークスと対戦し、7.74対15.33で敗退。都筑有夢路はブラジル代表のタチアナ・ウェストンウェブと対戦、10.33対9.00で勝利。五十嵐カノアはインドネシアのリオ・ワイダと対戦、14.00対12.00で勝利。大原洋人はペルー代表のミゲル・トュデラと対戦、10.00対9.63で勝利し都筑選手、五十嵐選手、大原選手の3名は準々決勝へ進出

五十嵐選手、大原選手、都筑選手の3名は準々決勝へ

【最終日】2021年7月27日準々決勝~決勝

この日は台風8号の影響を考慮し、翌日予定されていた日程を全て行われることになりました

サーフィン・男子の結果

大原洋人選手は準々決勝でワールドチャンピオンのイタロ・フェレイラと対戦し健闘虚しく敗退しました。しかし大原選手はチームジャパンとして浜からずっと応援している姿勢に頭が下がります。五十嵐カノア選手は準々決勝でWCTの強豪コロヘ・アンディーノを下し、準決勝では現在世界ランク1位のガブリエル・メディーナをビッグエアーで9.33ポイントを叩き出し大逆転しました(いや~興奮しました、記憶に残る名勝負でした)。そして決勝は大原を破ったイタロ・フェレイラ。試合開始直後にボードを折ってしまうハプニングに遭いましたが、決勝ではイタロの演技が冴えまくっていました。五十嵐選手も応戦していたのですが波とのリズムが合わなかったのか途中でプルアウトする演技が多く、大技を仕掛けるもワイプアウトで悔しい展開で決勝は終了しました。本当に五十嵐選手には金メダルを取って欲しかったですが、日本のサーフィン界に金メダルに匹敵する影響を与えてくれたと思います。五十嵐カノア選手銀メダルおめでとうございます

サーフィン・女子の結果

都筑有夢路選手は準々決勝で現在世界ランキング3位のサリー・フィッツギボンズと対戦し見事勝利しました。準決勝では現在世界ランキング1位のカリッサ・ムーア(昨年WCTはキャンセルになってしまいましたが、一昨年の覇者カリッサ・ムーアが去年のツアーに出ないと宣言して都筑選手がWCT出場権を得られた縁のある選手)と接戦の末、惜しくも敗れ3位決定戦に挑みました。3位決定戦は現在世界ランキング2位のキャロライン・マークスと対戦しました。波のコンディションがまとまりに欠けていたせいもありますが両者ともあまり点数が伸びず、苦戦しているようでしたが都筑選手が点数をまとめ見事銅メダルを獲得しました。現在WCTでも都筑選手は健闘しているので今後も是非頑張って欲しいです。銅メダルおめでとうございました

五十嵐選手、都筑選手メダル獲得おめでとうございます。感動をありがとう!

最後にお二人のインタビューを聞いて本当に感動しました。周りのサポートの上に自分達がいることに感謝していることが伝わって温かい気持ちになり、益々お二人の事を応援していきたくなりました。また大原洋人選手も早くWCTで戦えるように応援しています。チーム・ジャパンの皆さん感動を有難う御座いました