波乗りサーフィン,伊勢の波情報,伊勢湾の波情報,台風

今年の台風14号は大外ししてしまったので今後の戒めの為、長文になりますが備忘録に記録したいと思います

国府の浜・台風14号で完全クローズ

毎週末波乗りに出掛けているので週末に台風が来れば間違いなく波乗りに出掛けます。とは言っても周りの人に迷惑を掛けてしまうと困るのと、当然命に係わる様な危険な状態での外出や入水は絶対しないです。でも大きい波に乗れるのはこんな機会しか無いのでワクワクするのは事実で台風や熱帯低気圧が発生すると日本中のサーファーが情報集めに奔走されていると思います

今回の台風14号は丁度週末に近畿地方に最接近する予想で、発生当初から進路予想が難しいと専門家の方々から言われてました。あるテレビ番組では各国が予想した台風の進路予想を全部同じ地図上に並べて比較しているところがありました。その内容が面白くて、こんなに予想進路がそれぞれ違うものかと思わされました。当初は九州の南海上で発生した台風14号は先ず北へ向かい、そのあと東へ向きを変えそのまま上陸はしないが北東方面へ抜ける予想が一番多かったと思います

この様な予報が殆どでした(この進路なら近畿圏での波乗りはダメでした)

しかし、中には北へ向かいながら進路を西へとり大陸の方へ抜ける予想や、北へ向かった後東へ向かいそのまま南へUターンするような予想まであり。確かテレビの司会者の方は台風がUターンする珍しい予想をするところまでありますと言われて、これは無いでしょう的な紹介をされてました

この不思議な進路をヨーロッパの気象予報「ECMWF」がズバリ的中させました
実際この通りの進路をとりました

テレビを見ていた私もこの予想の動きなら今まで見たこと無いなっと感じたので鮮明に覚えているのですが、金曜日最新の進路予想を見ていると、何と近畿の遥か海上を東進し徐々に南へ向きを変える予想になっているではないですか。今から思えばこのUターンの予想を出していた気象情報の提供者は素晴らしい能力の持ち主だと思います。正にその通りになりました

この予想なら日本海へ向へば、うねりは多少あるし道中は台風の影響を全く受けずに行けそうだがあまり台風のうねりは期待できないかも。ちょっと待てよ当初大荒れを見込んでいた伊勢湾方面ならこの台風ルートであれば昼以降なら充分対応出来そうな気がしたので、Surforestで予想を見てみると波は約1mの情報、これは微妙しかし三重県府県天気予報では北部の海上が波2mとなっていたのでこれは伊勢湾に行けば台風の波に乗れそうなので津方面へ向かいました

いつもの様に国道163号線で伊賀上野方面へ向かおうとしていたのですが、国道24号線から国道163号線へ入った途端通行止めの看板、今年の夏の豪雨で通行止めになって一部片側通行になっていた期間があるのでその看板かと思っていたのですがいつもは片側通行は許されていたのに今日は完全に通行止めで迂回を促していたので、163号線の木津川を挟んだ反対側の道路で迂回走行を行いました

再び163号線に入ったのですがあきらかに交通量が少ない。木津川の水位が結構高めで雨量も多いので慎重に車を走らせていると湾漂山トンネルを過ぎたところで再び通行止めバーが降りていて上り車線が封鎖されていました。警備の方が車を停止させて先頭のトラックと何やら会話が始まりました

通行止め・こんな感じでバーが下りてました(イメージ)

あっちゃー!此処から戻って名阪国道へ入り直したら何時に着くか判らないし相当なロスになるので様子をみていると何故だかトラックと軽四と私の3台の車は何も言わずに通過させてくれました。『なんで通行止なのに通過させてくれたのかな』と思いながら伊賀上野を目指しました。すると10分もしない内に前のトラックと軽四は国道脇にある駐車場へ入っていきました『やばー!!』

恐らく前の車2台は駐車場がすぐそこなので通過させて貰ったのでしたが、私の車も同じだと思われたのでしょう。その間も雨は強くなる一方で道路の脇から雨水がどんどん車道に流れてくる状態、対向車が全く来ないので恐らく通行止めで入って来れないと確信しながら、次通行止めになってたら万事休すと覚悟を決めてこうなれば行けるところまで行くしかない。対向車がほぼ来ないので見ていると対向車線も笠置や、今山で通行止めにされていたのでそこで折り返されてました

しかし私の車はそれ以降全く通行止めに会わず無事伊賀上野から名阪国道に乗ることが出来、津のポイントまで到着出来ました。が、津のポイントをチェックするとセットで膝無い位、え~これだけ~。10名位のサーファーが入られてましたが流石にこの波では寂しいので台風の波が有りそうな南部へ向かいました。明和郡にある大淀海岸をチェックしましたがこれまた微妙な波で明らかに風波で膝位、セットを確認するがこれもまた膝位。こうなればもっと南へということで鳥羽方面へ向かいました

伊勢湾 津のポイント(台風のうねりにしては物足りない)
大淀 波はあるが、う~んって感じです

国府の浜が台風で大荒れの時は鳥羽方面にもくるのですが駐車場に着くと2台のサーファーがウエットスーツを干されていたので『やったー』やっと波にありつけたと思って海岸をチェックすると、え~全然ないやん。ほぼショアーブレイクのみで撃沈。ということは台風がUターンしたので一気にうねりが弱まったのではないかということで時間は夕方前になっていましたが国府の浜を目指しました

国府の浜の海水浴場側なら何とか入れるんでは無いかとチェックしましたが強風で傘も持てない位で波は真っ白でした『やって~も~た~』今日はもう海には入れないのでは、しかもこの時点で家を出て6時間以上経っている(バカですね~)こうなれば納得するまで行動するべし次は南張をチェックしに行きました

国府の浜 海水浴場 完全にクローズ(><)

先ず手前に見えるジャンをチェックしましたが海は無人で待機しているサーファーの車は数台ありましたが私の手に負える波では無いので諦めて南張へ向かいました。南張は正面入り口がすでに台風で封鎖されていました。そこで川側から波をチェックすると、これはこれは立派な真っ白なクローズアウトでした

南張 こちらも完全クローズでした

今日一日の無駄な行動、無駄な労力、無駄な燃料費、なんといっても無駄な時間をクローズの波を見ながら色々後悔の思いが巡りました。なぜ日本海に行かなかったのか、一日ズラせば伊勢で台風の波に乗れたのにワザワザ土曜日にチャレンジしたこと天候が悪く道中は結構ハラハラする展開になるのが分っていたのに何故我慢できなかったのか等、自然を相手にしている趣味なのでどうしてもたまにミスを犯してしまう。裏を返せば条件が合えば夢の様な波と出会え時もあるのでこれは何とも言えない賭けでもあるが自分の無能さを思い知らされる瞬間でもありました

帰って来てあらためて雨の中400kmも無駄な距離を走行した虚しさが湧いてきました。今日は疲れた~

波乗り伊勢の波情報,台風,市後浜

堤防の上の駐車場がゴミだらけ

市後浜に到着して波をチェックしていた時、何故か浜に一番近い駐車場付近に小石やゴミが散乱していて、風雨が強かったのかなと思ってました

砂が削られて、岩が剥きだしでフェンスが曲がっている(><)

そして浜を見た時に、以前にもこれに近い光景を見たことがあるのですが岩だらけで砂があきらかに削り取られた様な浜

階段付近も漂流物がビッシリ

しかもフェンスが曲がっていて、階段の踊り場の砂が無くなっていて大量の岩が剥きだしになっていました

また堤防の上の方のフェンスにもゴミがびっしり付いていて、そこで先ほど堤防の上にあったゴミが海から打ち上げられて溜まったものということが理解出来ました

満潮近くでは、エントリーも不気味な感じでした

以前、この頑丈そうな堤防が全て壊れたことがあったのですが、こんな堤防を破壊したり高い堤防を超えて波が打ち寄せてくることを考えると改めて自然の力って恐ろしいなと思い知らされる日でした