波乗り波乗り

私のような波乗りも沢山いらっしゃるようでホームポイントでは毎週同じ顔があり、またホームポイントに波が無い時はかなりの距離を移動し他のポイントで波待ちをしているといつもの顔があったりと、数百キロの距離を移動しているのに当たり前のような顔で皆さんそこに居られます。それぞれの方がスケジュールを調整し波乗りの為の時間を作って行動されているのですが、何処のポイントへ行ってもだいたい見た顔があります

ホームポイント 伊勢

これは普通の生活をしている人には理解しがたい光景ではあるが、波乗りの人たちにとっては同じ目的で皆が移動するので自分達の居る地域から一番近い波のありそうなポイントを目指します。また台風の動きや長期の休みが取れる場合となると関西でいつも見ている顔を、東海地方や、四国地方、なんなら九州地方でも普通に見かけたりします

特に親しい訳ではないので名前までは知らないが顔は毎週見るので知っている面々である。他の趣味を余り知らないのでなんとも言えないが普通の人達が年に数回遠出する距離を我々は毎週移動します

こんなことが昔ありました。和歌山に波があったので和歌山で海へ入る準備をしている時に今ではあまり見ない光景ですがWAXを忘れたので貸して下さいって頼まれました。快く貸してあげて別れたのですが翌週伊勢で再び逢って笑顔で会釈されました

磯ノ浦ポイント

その翌週は少し遠出をして四国の河口に居たのですが、なんと先週の兄ちゃんがまたそこに居るではないですか、良く逢いますねって思わず笑ってしまいましたが、恐らく同じ行動パターンの人が何人も居たのだと思います

四国 河口ポイント

またこの民族は寝泊りも良くするので板を仕舞えて寝ることが出来て燃費が良い車、当然頑丈な車が人気があるわけで海の駐車場にはハイエースがズラリと並びます。私も欲しかったのですがマンションの地下駐車場に入れれないので別のディーゼル車に乗っています

サーファーに人気のハイエース

最近、海へ行くと挨拶される機会が多くなってきました。いつもお会いする方も居られますが恐らく初対面(私が覚えていないだけかも知れませんが)の方も多いと思います。私の年齢が高くなって来たので挨拶されるのかもわからないですが、サーファー同士が海で普通に挨拶するような良い時代になったな~と思います。それにしても昔は若い人の遊びだった気がしますが最近は年配の方が多いのでオリンピックを見て始めたい若い方も是非始めてみては如何でしょうか

波乗りサーフィン,月刊TAKEOFF

月刊『TAKE OFF』

私が波乗りを始めた数十年前、大阪には波乗りの月刊誌『TAKE OFF』という専門誌がありました

当時はサーフィンライフ、サーフィンワールド等の雑誌を読み漁っていたのですが、TAKE OFFは関西の情報が沢山紹介されていたので身近な内容でとても親しみがあり毎月読んでいました

日々の天気図や潮汐も載っていました

また発行部数が少ないせいかもしれませんがプレゼントに応募するとたまに当たったりします

一度発行元(編集社、大阪南森町付近だったかな)へプレゼントを受け取りに行ったことがあるのですが、凄く親切なスタッフの方が部屋(編集社内)を案内してくださり、ここでTAKE OFFを作っていますということを仰られていてとても感激した記憶があります

それから何年かしてハッキリは覚えていませんが、休刊されたり枚数が減ったりしましたがやがて廃刊となってしまったのか本屋さんで見かけなくなり非常に寂しい思いをしました

今でも手元に数冊ですが残してあります。今になって懐かしくてたまに読返しますが、当時は全てストックしていたので捨てないで置いておけばよかったと後悔しています

数年前、たまたま元プロサーファーの池田光孝さんのブログを拝見していて、TAKE OFFの編集長の方がお亡くなりになったということを知り、私が訪れた時に部屋を案内して下さった方が編集長の方であることをその時知りました。関西の情報が詰まっていてとても身近でほのぼのとした内容でしたので編集長のお人柄でそうのような内容になったのかなと思います

何か手作りという感じの雑誌で、また温かみのある内容で今でも読むと当時の事を思い出すので大切な資料です。また機会があれば中身も紹介したいと思います