エレキギター,ギター関連ストラトキャスター

このストラトをメンテナンス

ピックガード磨き

ピックガードは傷も多いし、汚れや黄ばみもあったので一旦ピックアップ等を全て外して水洗いをしてからコンパウンドを付けてルーターで研磨しました。結構綺麗に出来ました。なんとピックガードを外したら中からピックが見つかりました

ピックガードもピックアップカバーも傷だらけです
ピックが出てきました

ピックガードによくピックを刺してたので弾みで中へ入ってしまったのかな~、ピックガードの中は埃も若干あったので掃除機で掃除を行いました

なんとか綺麗に出来ました

ピックガードのネジ・錆び取り

ピックガードを留めているネジが経年劣化で茶色く錆びている部分があるので一旦外して頭部分だけをペーパーで擦って錆びを落としました。錆び取クリームでは全然取れませんでしたので、紙やすりで磨いて最終的にコンパウンドで仕上げましたがピカピカにはならないですが錆が落ちましたのこのまま装着します

後日このネジは安いのでステンレスに替える予定で大型のホームセンターを探しましたがありませんでしたので断念しました(こんなネジいくらでもありそうな気がするのですがねえ)

ピックアップカバー交換

交換したくてネットを調べたところ、同サイズがたまたま見つけることが出来ましたので購入しました
この部分は黄色く日焼けしていたので真っ白になりました。真っ白くなりすぎたので取って付けた感満載で全体の劣化具合からすると浮いてしまってますが真っ白は気持ちいいです

新品と比べるとだいぶ違います

ついでにボリュームのつまみやトーンのつまみも購入しましたが、残念ながらサイズが違いましたので交換出来ませんでしたこれらの部品が同じ規格で無いのが結構面倒ですね。しかも製造中止のものになると買ってみて試してみないと合う合わないが判らないので高価なものは試せないです

ピックアップカバーも実際はピックアップのピッチが微妙に違っていたのでヤスリで削って合わせました

ピックアップの研磨

ピックアップ自体が薄らと錆びていたので、ワイヤーブラシで錆を落としました。音質に影響出るかどうか解らないですが、影響が出ると怖いので軽く研磨しただけですが茶色から銀色に復活しました

ピックアップの錆は簡単に取れました

ピックアップの固定用ネジ交換

ピックガードのネジよりピックアップを固定しているネジの方が劣化が激しく、まっ茶色だったので此方は磨くのを断念して新品のネジに交換したいと思い大型のホームセンターで探したところこのネジだけが旧JIS規格であることが判明しました

どんな大型のホームセンターでも旧JIS規格となると数える程度しかネジはありませんでした。ステンレス製が欲しかったのですが、青いメッキ製のネジがなんとか購入出来ましたので早速交換しました(色が微妙~)

ピックアップのセレクターの固定用ネジ交換

このネジは通常の規格品でM3×6の鍋ネジでした。ステンレス製で10個40円なので迷わず交換しました
2個しか要らないのですが、10本入り(40円)を使いました

フレット磨き

フレットのクスミや錆び及び周辺の汚れを除去し艶出しまで行うことにしました
先ずフレット近辺の汚れを取る為にレモンオイルが良いらしいとのことですが、汚れをとるならレモンオイルよりもZIPPOのオイルが早いって書いてあったのとZIPPOのオイルなら買わなくても残っていたのでそれを使用してみることにしました

掃除前の状態(BEFORE)
フレットはこれで掃除しました
(これでもそこまで綺麗にはなりませんでした)
フレット近辺の汚れを削ります

このギターを買ってから相当な年数になりますがフレットなんて真剣に掃除したことが無いので汚れもかなりありましたが、それなりに取れました。ただZIPPOのオイルを使った後はフレットがカサカサにならない様に指板潤滑剤を塗布しときました(効力は判りませんが)

フレット以外にマスキングをします

次にフレットのクスミを取る為にフレットを磨くのですが、他のものを傷つけない様にマスキングテープで他を覆いました。そしてコンパウンド(超微粒子)で各フレットを磨いていきます(ルーターを使用しました)一通り磨くと磨く前と後では全く違います。これくらい綺麗になればやり甲斐があります

コンパウンド&ルーターで磨きました
研磨後のフレット(AFTER)

ペグ磨き

ペグも少し錆びなのか点々が付いているので磨いて除去していきます。磨くためにペグを取り外して作業を行いました。これもフレットと同じでコンパウンドを使用し、磨きました

ペグを外して研磨します
BEFORE                AFTER     

テンションピンの研磨

この部品も経年劣化で錆びなのか汚れなのか黒ずんでいるので弦を外したついでにワイヤーブラシで磨いてみました。意外と綺麗になりましたので最後コンパウンドで磨いて完了としました

BEFORE                AFTER    

最後に

一通り掃除が終わったので弦を張り直して弦高調整を行って完了しました。当分サーフィンは自粛なのでギターが蘇ったついでにボチボチ練習しようと思います

完成しました
また弾いてみます

【後日談】ギターを暫く弾いていて少しカスタムしたくなってきたので、また次回はカスタムの様子を紹介させて下さい

エレキギター,ギター関連ストラトキャスター

新型コロナの影響で波乗りも行けず家でずっとギターを弾いていてふっと思ったのですが、なんか今付いているこのロゴダサいなあ~。このロゴなら無い方が良いような気がしてきてネットで検索しているとロゴを消しているサイトが一杯あったのでチャレンジしてみました

研磨の時邪魔になるのでペグ類等を外します
(ヘッドの端の茶色い部分はクラプトンを真似てタバコで焦がした跡)
すぐに削れると思って耐水1000番で研磨しましたが、さっぱりでした
ビックリするくらい何ともなりません

サイトを見ているとZIPPOのオイル、サンドペーパー、スチールウール等色々な方法が出てきましたが私のストラトのロゴはそんな簡単に消えそうに見えない。ロゴの上からもがっつりクリアでコーティングされていて、しかもなかなかの厚みです

最初は丁寧に傷つけないよう1000番で削っていましたが全く削れる様子が無く、番手を変えて400番でも全然削れないので結局120番でかなりの時間を掛けて削り、やっとロゴが消えかけてきました

120番でやっと削れました
それでもロゴが削れる気がしません
やっとロゴが消えてきましたが、この時点で相当削ってます
(この時、こんな大変なら余計な事しなければ良かったかな~)

その後も120番で延々と削ってやっとロゴが無くなりました。でも全体的に削って整えたいので木片を挟んで均等に削っていき、最終的に400番で下地を整えました。参考にしてたHPと違ってかなり大変だったのでこの事を事前に知っていたらロゴは消さなかったかも知れません

やっと下地が出ましたので、400番で整えました
ついでにタバコの焦げも消しました(笑)

400番で下地を整えたら今度はギター用オイルジェルXOTIC ( エキゾティック )でコーティングしていきます。このオイルジェルは塗って乾かすと塗膜が硬化し表面をサラサラにコーティングします。4時間で硬化するので塗っては4時間以上乾かせ、再び塗ります。

ジェルを塗ったところです。色合いは良い感じです
厚みを出したかったので刷毛で塗りました

塗膜は出来ますが薄い感じがするので、塗っては乾かし塗っては乾かしを10回位繰り返して最終の乾燥をするために1日程度置きました

何度も塗り重ねるととてもいい感じになりました
しかも肌さわりはサラサラです
乾燥させて、1000番で水研ぎをしましたが、
簡単にほぼ下地に戻ってしまいました(うっそ~全部水の泡)

一日乾燥後、磨いてツルツルにしようと1000番で水研きを行いましたが、磨いているうちに折角塗ったオイルジェルが全て取れている感覚になり感触を確かめてみるが、どうも塗膜が薄く地肌が出てしまった様です。また最初からやり直しです。このジェルは塗りやすいが耐久性が微妙な気がします

今度は刷毛を使ってたっぷり付けて盛るように塗っては乾燥し、また塗ってを繰り返し結構厚めに塗りました。乾燥後今回は厚塗りで表面がデコボコなので400番~600番で磨いて、次に1000番で水研ぎをしてるとまた前回と同じように下地っぽい部分が出てくるのでオイルジェルによる塗膜の作成は断念しました。これって本当に使えるの~私はやり方が悪かったのか全く使えませんでした

今回は刷毛で何度もたっぷりと塗りましたが
結局この後研磨すると下地に戻ってしまいました

そこでギター塗装の下地処理をネットで検索し別の方法にすることにしました。検索すると沢山出てくるのでどれが正解か良くわかりませんが検索で最も多い方法を選択しました。ヘッドを再度400番~600番で研磨を行いジェルを全て取り除き下地を整え、今度はジェルを使わないので少し経年の日焼け色を付けるためにステイン(メイプル)を塗装前に塗りました

この光景は何度目か(笑)下地を出して振り出しに
ステイン(メープル)を刷毛で塗りました
まあまあの色合いになりました
乾けばもっといい感じになりました

ステインで色付けの次は、サンディングシーラー(透明)を1~2時間間隔で5回吹いて肉厚を稼ぎ塗装しました

指板を養生し、サンディングシーラーを1時間~2時間間隔で吹きました
サンディングシーラーは5回程度吹いて、1日乾燥させます

丸1日乾燥後、600番のペーパーで表面を軽ーく研磨し、次にラッカースプレーにてトップコートを行いました。これも1時間間隔で4回吹きました。一日の塗装回数が4回位までって書いてあったので一旦翌日まで乾燥します

ラッカースプレーでトップコートを行いました
何回も吹くのに疲れて、4回で一旦打ち止めにしました

ここでネットを参照し使ったサンディングシーラーとラッカースプレーを紹介致します

サンディングシーラー                ラッカースプレー
どちらもとても使い易かったです

次の工程はトップコートが乾燥したら(完全硬化に1ヵ月掛かるとも聞きました。因みにこの時点の乾燥時間は私は1日半でした)耐水ペーパーの1500番以上で仕上げていきたいと思います。研磨して下地を出してしまったらもう嫌になるのでサラッと研磨して、2000番でも撫でる程度でやめました

1500番から水研ぎしました

水研ぎをあっさり終わらせコンパウンドで研磨をすることにしました。コンパウンドは車用で細目/極細/ミクロの順で磨きました。元々手で研磨予定でしたが以前にアルミボートを電動ドリルでバフ掛けしたことがあったので家の中からバフを大捜索して見つけ出し、綺麗に洗浄後乾燥させ今回の研磨に使用しました。やっぱり電動は楽チンで早い

このコンパウンドとバフを使用しました(粗目は使用していません)
コンパウンドを少量つけ、この写真の後全体に塗り広げます
コンパウンドは電動ドリル(バフ)で研磨しました

最後はコンパウンドの一番細かい粒子のミクロ?で研磨するとピカピカになりました。こんなに大掛かりになると思ってなかったのでかなりの時間を費やしてしまい、肝心な演奏が出来ない時間が出来てしまいました。今回ネット検索していてロゴを消しているサイトを参考にしていたら結構皆さん自作のロゴやフェンダーのロゴを付けられているみたいで今まで考えたことが無かった新しいカスタマイズが脳裏をかすめます

100点では無いですが、なんとか完成しました。
後はペグ等を付ければ出来上がりです
ロゴがないとなんかヘッド付近が寂しい気もします

このギターは売る気も無いし家から持ち出す気もないので次回はロゴでも付けようかな~また新しい誘惑が~今回のロゴを消すDIYは何とか無事完了しました。さあ次は何しようかな~

【後日談】結局スッキリしたギターヘッドを毎回見ているとやはり寂しい感じがするのでデカールを貼ることにしました。下記にリンクを貼りましたので興味のある方は宜しくお願い致します

ストラトキャスター ギターヘッドにロゴ(デカール)を貼る