波乗りプロサーフィン,世界選手権,丸井プロ

丸井プロサーフィン オープニング

このタイトルを聞いてピンとくる方は少しベテランのサーファーかなと思います。丸井プロと言えば一時期、部原や新島、ハワイのパイプラインマスターズ等のASP(現WSL)の大会をマルイグループが主催されていて、皆は丸井プロって呼んでました

世界大会を開催されていたので丸井の名前は良く知っていたのですが、関西には余り馴染みは無く(私はサーフィン大会の主催者程度しか知りませんでした)
関東の大きいサーフショップかスポーツ店かと本気で思ってましたが、それにしては大会中継の間のCMがドラマ仕立てで凝ってるなあ~って思ってました

大阪の難波にマルイが出来た時に一度行ったことがあるのですが、オッサンは浮きまくりで、サーフィン系の物は殆ど扱っていませんでした(何で~)

私は関西在住なので丸井プロサーフィン世界選手権大会のオンエアーは無く、結果だけは雑誌で毎回確認してました

実際の映像は関東地区に住んでいる会社の同僚に頼んで毎回丸井の大会がオンエアーされるとビデオで録画して送って貰って観てました

毎回届くのが楽しみで届けばずっと同じ大会なのに何度も何度も巻き戻して観てました。流石に世界レベルのサーフィンは何度観ても飽きませんしそのうちBGMは覚えるし、ナレーションも解説まで記憶してました。記憶と言っても勝手に頭にインプットされただけですが日本人選手も健闘してましたが、その当時はまだまだ優勝するにはレベルが違う印象でした。日本人選手の登場するシーンも何度も何度も観ました

福田義明プロ

特に関西出身の福田選手等が出場する部分は必死に観てました。世界の選手と戦ってるところが格好良かったな~
その当時、大阪難波のゲームセンターの2階にリノスポーツというサーフショップがあり、難波で飲んだ後友人とフラッっと立ち寄り飲んだ勢いでサーフボードを購入したことがあります

それ以来難波に行ってはリノスポーツによく遊びに行ってました。ここの店員さんたちが本当にフレンドリーで親しくさせて貰ってたのですが、ASP(丸井プロ)のビデオを私が持っている話になって、持っているなら是非見せて欲しいということでダビングしてあげたことがありました

当時ビデオテープを家でダビングする手段が無く、仕事が終わってから家の重たいビデオデッキを外して近くの先輩の家に持って行って繋がせて貰ってダビングしました

しかし先輩がダビング中に寝てしまって間違ってデッキを蹴ってしまい途中で電源を落としたことがあり、慌てて電源を入れ直してダビングを続けたのですが、トム・キャロルのライディング中の数秒間だけ電源が切れていたのでその部分は映像が真っ黒になってしまいましたがそれでも構わないとのことでそのテープをお店にプレゼントしました

トム・キャロル

それから数か月経ち、そんなこともすっかり忘れて友人と難波を歩いているとリノスポーツの前にある巨大なマルチスクリーンに丸井プロが映し出されていました。横に歩いていた友人にこのビデオって私がお店にプレゼントした物やでって自慢してたのですが、丁度問題のトム・キャロルの競技前だったので友人にこの後、先輩がビデオデッキの電源を切ってしまったので数秒間真っ黒になってしまってる事を伝えて、立ち止まって見守っていると、戎橋筋商店街にある巨大マルチスクリーンの画面が一斉に真っ黒になり、そして数秒後トム・キャロルの後半のライディングが現れました

現在の戎橋筋商店街
マルチ・スクリーン(イメージ)

たまたま歩いていた人は何事があったのかと思うでしょうか、私と友人は顔を合わせて大笑いした懐かしい思い出があります

リノスポーツの店員さんは皆さんどうされてるんでしょうかね~その時は大変お世話になりました

波乗り宮崎プロ,観戦記,ASP

1991年10月にASPプロツアー(現在のWSL)が宮崎で開催されるという事で、大好きな宮崎の木崎浜で世界のTOPプロを見れるというので観戦に出掛けました

大会会場 入り口

大会中は台風の影響でスケジュールも少し変更があったみたいですが、なんとか観戦できました

大会スケジュール (見えるかな~)懐かしい面々です
大会スケジュール
(大会プログラムの中から出てきました)見えるかな~

大会近くのポイントでも沢山のプロを見ることが出来、また青島付近でチームクイックシルバーのメンバー(トムキャロル・ケリースレーター等)を見かけました

チーム クイックシルバー(皆若い)
宮崎プロ・ヘンリー祝氏

大会のDJは伊勢のヘンリー祝氏でノリの良い音楽と共に軽快な実況で本当に楽しませて下さいました。その時テレビ局が取材に来ており、何度か私もテレビに映り込んでました

また解説は実家近くにあるTHE・BLUESURFのケンちゃんこと腰添健さん(元JPSA理事長)が判りやすく解説されていました

日本人プロの紹介&宮崎出身プロ(大会プログラムより) 

日本人プロも沢山登場致しました。宮崎出身プロも紹介されてました

宮崎出身 高津佐浩行選手
チューブを狙う シェーン・ホラン選手

日本の波は大きくないという印象がありましたが、この大会の時は頭以上のサイズがあり、世界のプロにも宮崎の波を知って頂けたと思います

また大会会場ではマーティンポッター、トムキャロル、デレクホー、リッチーコリンズ等に握手や写真を一緒に撮って貰いました(一緒の写真は恥ずかしいので….)

大好きなマーティン・ポッター
デレク・ホー と マーティン・ポッター
ロブ・ベイン
(大好きになりました)

ロブベインなんかは本当に良い人で、ビデオで撮影をさせて貰ってたいた時に車が横を通過するのでロブベインが少し待っててと私に手で合図を送り、車が通過したら再び笑顔で寄り添ってビデオ撮影をさせて頂けました。結構長い時間でしたが終始笑顔でプロ意識を痛感させられてそれ以来大ファンになりました

本当に楽しみにしてたトム・カレンがなんと1本もテイクオフしないまま終了する一幕があり、カメラで待ち構えていたのに残念でした

試合終了時のトムカレン                車に戻るトムカレン(無念そう)

大会はダミアン・ハードマンが勝利し、その年の年間チャンピオンに輝きました

ここに出てきたプロ選手の名前を聞いてピンと来た人は、30年近く波乗りを知っている方々なんでしょうね

宮崎プロ アップしました
(ヘンリー祝氏の解説があったのですが大人の事情でBGMに置換しています)