夏場の休憩中、波待ちの時など、環境問題や騒音を考えるとやはりエンジンを掛けっぱなしという訳にはいかず、以前は蚊帳を吊って窓を全開にしてたのですが、近年の暑さは異常で窓を開けた位では耐えれないので、何とかしのぐ方法は無いか考え、簡易車載クーラーを手作りしましたので、紹介させて頂きます
製品を買えば結構値段が高いので自作で作成しました。
炎天下では流石にこれだけでは厳しいですが、日陰に入るか、日陰を作れば真夏でも充分快適でした
仕組みはクーラーボックスの中で氷で冷やした水をポンプで循環し、ラジエターで熱交換を行い、冷やした風をPCファンで送る仕組みです。至ってシンプルですが効果絶大です。長時間の稼働は氷の量次第ですが、氷と電気さえ絶えず供給出来れば永遠につかえます
通常ラジエターと言うと車のエンジンで温められた冷却水をラジエターを介して風で冷やす部品のイメージですが、今回は逆に冷たい水でラジエターを介して空気を冷やして、冷やした空気をファンで循環する仕組みです
クーラーの蓋に穴を開けて循環する水のルート(入口&出口)を確保します。
そこにチューブを通して、クーラーの蓋の上に設置しているラジエターにチューブで繋ぎます。
ラジエターにはPCファンを付け、ラジエター自体は自立しないのでナビやテレビを取り付けるステーを利用して自立させます。このステーを利用することで、多少向きを調整することが可能です
またクーラーBOXからズレない様にマジックテープで固定してます。(氷を入れる時に蓋をあけるのでラジエターが落ちないように固定させてます)
クーラーBOXの中に伸びたチューブには冷えた水を吸い上げる為にポンプを取り付けます。
ポンプの配線とPCファンの配線はスピードコントロール(スイッチ付き強弱調整)を経由してコネクターに繋げます
コネクターは持ち運びの時に配線が長くて邪魔にならない様に取り外し出来るように取り付けました。
水温計もクーラーBOX内の水の温度(氷の解け具合)が分かるように取り付けました
コネクターの先には12V電源のバッテリーを繋げば作動します。作動する前にクーラーボックス内には水(ポンプが浸かる程度)と氷を2ブロックくらいいれれば1時間位持ちます。経験上氷1ブロックと500mlのペットボトル2つあれば1時間位持ちます、氷のブロックは勿体ないので溶ければ凍らして再利用しています
更に私は別のクーラーボックスに氷だけを詰めて置き、温度を見ながら氷を足しています。
氷が永遠にあればバッテリーが持つ間はずっと涼しいです。
氷も現地調達できれば良いのですが、毎回購入ではコストが掛かるので家から持って行ってます。
なかなか面倒ですが、これが出来てから随分快適になりました
日陰があれば車内で寝ることも可能です。改良しながら2年使っていますが、今では欠かせない相棒です
【必要な物】
・クーラーBOX・・・・ 氷を入れるので余り小さいのは不向き、中型位が望ましい
・ラジエター・・・・・・12cmのPCファンが2個付けれる位のラジエターが丁度良い
・チューブ ・・・・・・・8mm
・12Vポンプ ・・・・・8mmそんなにパワーは必要ないと思います
・電線 ・・・・・・・・・シールドバッテリー、モバイルバッテリー等の接続用
・PCファン・・・・・ ・風力があった方が絶対良いです
ラジエターに風を通過させるので風力は音が少々煩くてもあった方がいいです
【あれば便利】
・水温計・・・・・・・・水温管理用(氷の解け具合を目で確認できます)
・DCプラグ、ジャック・・長い配線処理用(線が邪魔にならない様に纏める為)
・チューブコネクター・・無いとクーラーボックスからチューブが飛び出したまんまになるのであった方が便利
・スピードコントロール・風量の調整に使用(水温が低い時に風が強いと寒い時がある)
・針金・・・・・・・・・ポンプの水量がコントロールされないので、針金で縛って水量を調整
また何か思い出したら記載するようにします